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鬼まんじゅう
  • ココが特徴!
  • アレンジ
  • 地域発祥
  • 定番土産
  • おやつ
江戸期から庶民のおなかを満たしてきたおやつ菓子
鬼まんじゅう
さつまいもの角切りがゴツゴツと鬼の角のように飛び出た小麦粉生地の蒸し菓子。もっちりして腹持ちがよく、いもと小麦の持ち味を活かした甘みは素朴で懐かしい。加えて価格も手頃。庶民派のおやつ菓子として親しまれている。原料や製法には地域性がなく、愛知をはじめとした東海地方限定の菓子と気づいてない人も多い。

発祥
いつ、どこで生まれたかは定かではない。名前の由来に、飢饉に苦しめられていた時代に収穫しやすいいもを食べて災厄(鬼)を吹き飛ばしてしまえという厄除けを表している、との説もあり、江戸時代から食されていたと推測される。
普及度
愛知県の庶民的な和菓子店の大半で作られ、デパ地下などでも販売されている。昭和40年代頃までは家庭で作られることも珍しくなかった。
鬼まんじゅう
“鬼まん”の呼び方でも親しまれる。黒糖をねり込んだものや、さつまいもを使った鬼まんういろうなどもある