海や山、自然環境に恵まれ、食材豊富な愛知県。
なごやめしとして定着している定番メニューの他にも各地で盛り上がっているご当地グルメはまだまだあるぞ!

東三河

カレーうどんの下からとろろ御飯が!

カレーうどんの後にカレーととろろ御飯をからめて食べると2度おいしい!

中身はこうなっている

上から順に食べるというルールがあるのでカレールーの配分に注意!

豊橋市

豊橋カレーうどん

豊橋はうどん文化の町。うどん店が多く、自家製麺率も高い。市民のソウルフードとして広くアピールするため試作を重ね、2010年春にデビュー。現在は40店舗以上が販売する。各店工夫を凝らしているので食べ歩きするのが楽しい。

メニューの特徴

自家製麺を使うのが基本。カレーうどんの下からとろろ御飯が現れる驚きの二層構造。豊橋産のうずら卵、福神漬けか壺漬・紅生姜の使用も条件。そして何より“愛情をもってつくること”が必須条件。

三河湾の恵みが満載、あさり風味うどん

三河湾は全国有数のあさり産地。その濃厚なダシとワカメの潮の香りがマッチ

蒲郡市

ガマゴリうどん

真冬の西浦漁港で行われた映画ロケの際、漁師の心意気で差し入れられた大量のアサリをきっかけに生まれたうどん。翌年の全国ご当地うどんサミットでグランプリを受賞。認定店は市内に約30店舗で続々増えている。

メニューの特徴

あさりは殻付きで5個以上。つゆは醤油味。わかめ、蒲郡産の具を一品(ごま油、練り物、ニギス、メヒカリ、わかめなど)を入れることなど定義五箇条がある

いなり寿司に続く、豊川のB級グルメ

いなり寿司と三河っ子が好きなうどんの合わせ技

豊川市

豊川いなりうどん

豊川いなり寿司に続け!と2010年に誕生。主役のいなり餅は甘辛くて香ばしく、独特の食感がヤミツキに。きつねうどんにも力うどんにも似ているが、どちらとも違う独自の魅力がある。現在市内の4店舗で提供されている。

メニューの特徴

いなり餅は、油揚げで餅を包み、一度揚げた後でさらに焼く。香ばしさを出すのが基本だが、店ごとに工夫を凝らしている。つゆはかけ・カレー・あんかけの3種類がある。

貝の宝庫・渥美ならではのボリューム丼

大あさりは醤油をかけて網焼きするのが一般的。丼では天ぷらや卵とじもある

田原市

大アサリ丼

田原市は2006年における農業産出額全国1位。加えて三方を海に囲まれた海の幸の宝庫。この強みを活かした「渥美半島どんぶり街道」は41店舗が参加。様々な食材で各店が個性を競う中、大アサリ丼はご当地色豊かな代表的な一品。

メニューの特徴

「渥美半島どんぶり街道」の中でも約1/4の店が地元食材の大あさりを使った丼を提供。フライ、天ぷら、蒲焼きなど、各店が多彩な調理法で素材の良さを引き出している。

白しょうゆが決め手、上品な和風焼きそば

イベントではえびせんべい製の食べられるトレイを使用することもある

碧南市

へきなん焼きそば

碧南発祥で西三河が主産地のご当地調味料、白しょうゆを使ったご当地焼きそば。デビューは2010年。ボランティアのチームによるイベントでの出品から活動がスタートし、現在市内の約15店舗で食べられる。

メニューの特徴

白しょうゆの味つけを基本とし、これまた碧南発祥といわれるえびせんべい、さらに県下一の生産量を誇る人参、玉ねぎを具に使用。上品かつまろやかな味が特徴。

西三河

地場産業から生まれた、正真正銘のご当地食

まろやかな甘みが広がる。冷めてもおいしく、おにぎりにするのもお薦め

高浜市

高浜とりめし

養鶏が地場産業だったことから、卵を産まなくなった廃鶏を食べる習慣が広まり誕生した古くからのご当地食。2010年に高浜とりめし学会が発足し、イベントなどにも出品されるように。現在、市内17店舗以上で食べられる。

メニューの特徴

薄く切った鶏肉をしょうゆと砂糖で味つけ、御飯に混ぜる。廃鶏を使うので若鳥とは違う噛みごたえがある。具は油揚げ。にんじんを混ぜる地区もある。

知多

高級食材もお値打ちに。独特の調理法も

提供時期は10~3月。『てっさ』など高級食材のふぐがリーズナブルに食べられる

南知多町

フグ

愛知県はふぐの好漁場。以前は漁獲の大半を下関などへ送っていたが、2000年頃から地産地消の気運が高まり、地元の旅館や料理店が調理技術を修得してお客に提供するようになった。特に南知多ではふぐの延縄漁漁船が150隻近くある。

メニューの特徴

南知多ならではなのが豊浜港で揚がるカタクチイワシの魚醤を隠し味にした魚醤焼き。炭火でじっくり焼くと、独特の香ばしさが漂い、食感はふっくら仕上がり絶品だ。

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