事業者向けセミナー動画

 なごやめしフードダイバーシティ(食の多様性)セミナー動画

「なごやめし普及促進協議会」はこの度、フードダイバーシティ(食の多様性/ムスリム・ベジタリアン・ビーガン)への知識を深めていただくためのセミナーを、令和7年1月30日(木)に開催しました。その際の「なごやめし」に特化した、対応の基礎から実例までを知ることができるセミナー動画を公開いたします。

【飲食店向けセミナー①】

ムスリムインバウンドの基礎知識と対応を学ぶ

◇一般社団法人ハラル・ジャパン協会 代表理事 佐久間朋宏氏

【飲食店向けセミナー②】

ベジタリアン・ヴィーガン対応 「なごやめし」への展開

◇NPO法人ベジプロジェクトジャパン 代表 川野陽子氏

【飲食店向けセミナー③】

フードダイバーシティ対応の実例とその成果

◇有限会社山本屋 専務取締役 青木裕典氏

インバウンド対応

 多様な外国人旅行者に選ばれる「なごやめし」に向けて

なごやめし普及促進協議会は、インバウンド需要の増加や2026年に開催されるアジア・アジアパラ競技大会(以下、アジア大会)を見据え、「なごやめし」が訪日観光客の食需要に対応出来る環境整備をしています。

この一環として、なごやめしを提供する飲食事業者の方に対し、外国人旅行者の動向や、宗教・食の制限、ならびにそれらをふまえた様々な外国人の方になごやめしを食べて頂くための工夫点をまとめました。

フードダイバーシティ(食の多様性)理解への一助としていただければ幸いです。

1. 外国人の訪日旅行の動向

訪日外国人旅行者数は2011年以降増加、近年は急激な伸びを見せています。特にアジア(中国、韓国、台湾等)からの来訪が多く、東南アジア各国もビザ発給要件緩和の影響により、急増しています。名古屋への外国人旅行者もコロナ前の状況まで回復しつつあります。

2. ムスリム・ベジタリアン・ビーガンの人口・訪日旅行の見込み

ムスリム、ベジタリアン等の人口は今後増加していく傾向にあります。また国・地域別にも特徴があり、訪日ムスリム人口(旅行者数、宿泊者数)はインドネシア、マレーシア、中国、タイが多く、訪日ベジタリアン人口(旅行者数、宿泊者数)は台湾、中国、米国、オーストラリア、香港が多い傾向です。

3. ムスリムの食の禁忌ベジタリアン、ビーガンの食の制限・主義

ムスリムは豚や豚由来成分、アルコールによる酩酊を禁忌としています。またベジタリアン、ビーガンは、動物性の食材が制限されています。ただし、これらには個人差があり、一様ではありません。詳細は以下の資料をご覧ください。

4. 先進事例紹介(味噌煮込みうどん:山本屋大久手店)

味噌煮込みうどんの老舗でありながら、食材や調味料を工夫し、ムスリム、ベジタリアン、ビーガンが食べられるよう、メニューの開発を行い、国内外から人気を集めています。

5. 「なごやめし」フードダイバーシティ対応のための食材の工夫

ムスリム、ベジタリアン、ビーガンの食の禁忌、食の制限を把握することで、なごやめしの食材、調味料を工夫することにより、“なごやめし”という名古屋の食文化を体験してもらえるようになります。無理のない範囲で、まずは試行的に進められるための工夫点を整理しています。

6. 「なごやめし」フードダイバーシティ対応に向けて

なごやめしを様々な旅行者に食べていただけるよう、事業者、行政のそれぞれの立場での対応のポイントを整理しています。

7. フードダイバーシティ対応のためのお役立ちツール

ムスリム、ベジタリアン、ビーガン対応をしていくためのノウハウや、店舗で使えるピクトグラムなどの紹介をしています。

ムスリムに対する基礎知識と、対応の実践に関するノウハウがまとめられているとともに、メニュー等に記載する文案、全国のムスリム対応の先進事例がまとめられています。

ベジタリアン・ビーガンに関する基礎知識と、対応の方向性、全国の先進事例がまとめられている。

ムスリムに対する基礎知識、接遇における留意点が記載されています。(名古屋モスク監修)

宿泊施設の従業員向けにムスリムの接客でのノウハウがまとめられています。(名古屋モスク監修)

旅館の料理長の監修のもと、地域の素材を活かしたムスリム向けの料理提供ノウハウがまとめられています。(名古屋モスク・三重県調理師技能士会監修)

食材の情報を表示したピクトグラムで、メニューブック等で使用することができます。

ムスリム向けの対応をしている店舗であることを明確にするためのマークです。(対応している内容を文字、ピクトグラムで補足)

8. 多様な外国人旅行者に選ばれる「なごやめし」に向けて

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